種子島に適した栽培しやすい酒米新品種「吟のさと」を育成

「吟のさと」は晩生の酒米品種です。酒米品種としては短稈で倒れにくく栽培しやすい、風の強い種子島に適した品種です。心白の発現率が高く外観品質が良好で、吟醸酒の麹米に向く酒米として北部九州での普及が見込まれています。福岡県内の酒造会社で吟醸酒の商品化テストを行ったところ、醸造適性が良好で特徴のある酒質を示すことが明らかになりました。
なお、この研究の一部は、農林水産省農林水産技術会議事務局の委託プロジェクト研究「低コストで質の良い加工・業務用農産物の安定供給技術の開発」により実施したものです。